MUSABI OPEN CAMPUS 2019 ポスター

武蔵野美術大学のオープンキャンパスのアートディレクションとデザイン。
2019年からコンセプトを一新した、6月のコンセプトは “0 to 1” 。真っさらな0な状態の心に1となるきっかけを。大きな変化は、既成概念にとらわれない、わずかな視点の変化から生まれることがあります。目の前の0だと思っていた数字を、視点を変えて見ると、実は中央に1も存在していることに気がつくはず。ムサビで育まれるのは、何も無い0から新しい1を生み出す力ということを表現しました。何も無いところから何かを産みだすことは、難しさもありますが、それ以上にとても面白く、新しい可能性に満ちていることを予感させます。

8月のコンセプトは “ONE to NEO” 。 美大進学へ踏み出したその1歩は、新しい可能性に繋がる大きな意味を持つ第1歩です。ものごとの成長やステップアップは「1」から「10」へ確実に1つ1つ重ねていくことも重要です。ただ「1」から「10」になるだけが必ずしも正解ではないはず。「1」の先は「A」や「★」の可能性も秘めていると考え、ムサビは「1」を「NEO/新しい何か」に変えられる力を育てられる場所というメッセージを込めました。視点を2Dから3Dに変えることで、ONEだと思っていたモチーフがNEOに変化することで、ONEの次はTWOという既成概念を疑い、ONEをNEOに変えられる力を入学後の自分に重ねて体験できることを狙っています。